オフィス改革 2025.05.14

EXGatekeeperでセキュリティ革新!顔認証で進化するスマートオフィス

EXGatekeeperでセキュリティ革新!顔認証で進化するスマートオフィス

1. いま、オフィスの「入口」が抱えるリアルな課題

テレワークと出社を組み合わせた “ハイブリッドワーク” が定着したことで、オフィスに出入りする人の属性はますます多様化しました。社員・派遣・業務委託・清掃スタッフ・来訪者――その全員にICカードを配布・回収したり、紙台帳を保管して履歴を突き合わせる運用では、カード忘れ・紛失のたびに再発行コストが発生し、担当者の負担は非常に大きくなっています。
また、手作業による台帳管理は内部不正や情報漏えいの温床にもなり得ます。ICカードや暗証番号といった「持つ・覚える」タイプの認証では 貸与・盗難・なりすまし のリスクをゼロにできません。つまり経営者にとって入退室管理は、単なる受付・勤怠のオペレーション問題ではなく、企業価値と事業継続性を守る経営課題 になっているのです。

2. EXGatekeeper――“顔”を核にした5つの認証

EXGatekeeperは、株式会社WHEREが開発した クラウド型入退館管理システム。最大の特徴は、顔認証を中心にQRコード・ICカード・PINコード・スマートフォンという5つの認証方式を1台のデバイスに集約している点です。顔データは わずか1枚の写真を登録するだけ。高精度顔認証ソフトウェア「SAFR(Safe Accurate Facial Recognition)」が0.1秒未満で本人かどうかを判定し、マスク着用時でもほぼ同等の認証速度を実現します。さらに写真や動画をかざして突破を狙う“なりすまし”も独自の生体検知機能でブロック。カードレスなのに高セキュリティという、一見相反する条件を両立させています。

「とはいえ、既存でICカードを運用しているのに全部捨てるのは勇気がいる…」
そんな企業でも心配は無用です。EXGatekeeperはICカード+顔認証の二要素認証や、来訪者にはQRコードだけを発行するなど、エリアやユーザー属性ごとに柔軟な運用が可能。既存資産を活かしつつ段階的にカードレスへ移行できます。

2. EXGatekeeper――“顔”を核にした5つの認証

3. 入口が変わると何が起きる?――3つのビフォーアフター

3-1 総務の“手作業地獄”からの解放
従来型の入退館運用では、社員・業者・来客 それぞれにカードを発行・回収したり、紙台帳やスプレッドシートで入退履歴を突き合わせ、さらに月末には「誰がいつ来たか」を手作業で集計――。担当者は毎日、カード管理・台帳記入・電話取次・内線呼び出し・来訪者用エスコート といったルーティンに追われ、本来取り組むべき防災計画やオフィス改善に時間を割けません。
EXGatekeeperで顔認証を標準化すると、カード発行ゼロ/台帳記入ゼロ/ゲート操作ゼロ。人に依存していたチェック業務が自動化され、煩雑なエクセル管理や「内線がつながらない問題」も消滅します。結果として 総務の稼働を大幅に圧縮 でき、変化の速い働き方に合わせた施策立案へリソースを振り向けられるようになります。

3-2 来訪者が迷わない、待たない
受付にたどり着いてから紙に情報を記入し、担当者を内線で呼び出し、入館証を受け取ってゲートへ――。この“お決まりの導線”は来訪者にとってストレスの大きい瞬間です。後述するAPOTORO®︎連携なら事前に送付されたQRコードをかざすだけで入館完了。受付の行列は消え、担当者にはリアルタイムで到着通知が届くため、スムーズなアテンドが可能になります。

3-3 防災・BCPの初動が劇的に速くなる
地震や火災が発生したとき最優先で確認すべきは「誰がビル内に残っているか」です。EXGatekeeperならクラウド上のリアルタイム在館者リストを表示。安否確認メールを送る前の「点呼」に相当する作業を数秒で終えられます。危機的状況下での数分の差は、人命と企業の信頼を左右する決定的な要素です。

4. 来訪者受付も自動化――APOTORO®︎が生む「おもてなし DX」

社外のお客様が「どこで受付をすればいいのだろう?」と迷ってしまう、訪問する部署名がわからない、受付での待ち時間が長くなってしまうなどの問題はありませんか。EXGatekeeperとシームレスに連携する APOTORO®︎は、来訪手続きをスマートに変革するクラウドサービスです。

・事前予約 & 自動メール送信
予定が確定したらブラウザから日程とゲスト情報を入力。ワンクリックで QRコード付きの招待メール が来訪者に届きます。

・QRコードで無人受付/そのままゲート通過
来訪当日、ゲストは受付端末にQRコードをかざすだけ。入館証を自動発券し、ゲートも連携解錠[r5] 。来客対応者には来客通知メールを送信する機能も利用できます。

・リアルタイム履歴 & CSV 出力
受付・入退館情報はクラウドに保存され、検索もワンクリック。月末にCSVで一括出力し、受付実績のレポート作成や監査対応に活用できます。

  • 英語対応 & カスタムデザイン

  • 外国人来訪が多い企業向けに、予約登録、予約確認メール、無人受付機の操作は英語にも対応しています。その他にも、お客様のご要望に合わせ多彩なカスタマイズが可能です。

    受付スタッフの「電話連絡→内線取り次ぎ→入館証手渡し」ルーティンは、APOTORO®︎で丸ごと自動化。ゲストの体験価値が向上するだけでなく、社員は打合せそのものに集中できるようになります。

    5. EXGatekeeperが描くこれから――入口データから始めるスマートビル&ESG経営

    顔認証で人を識別できるということは、「誰が・いつ・どこにいるか」を建物側が正確に把握できるということ。人物・時間・場所がそろった“行動データ”をビルの 空調・照明・エレベータ と自動連携し、“入室と同時に空調ON、退室と同時にライトOFF” といったきめ細かなエネルギーマネジメントの仕組みを整えることも可能になります。オフィスのCO₂排出を削減し、ESG投資を重視する企業にとっては SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を進める上でも有効な打ち手であり、データに基づいた説得力のある結果につながります。システムそのものが「守り」だけでなく「環境経営」を後押しする存在へと進化していく未来は、想像に難くありません。
    もっとも、この未来は一朝一夕で実現できるものではありません。まずは顔認証とAPOTORO®︎でセキュリティ強化と受付省力化を確実に実現し、運用データを着実に蓄積する。次の段階でAPI連携やクラウドアップデートによりビルの中央監視システムへの制御やAI分析を追加し、投資効果を確認しながら機能を広げていく――EXGatekeeperはハードを換えずにアップグレードできるため、リスクとコストを抑えつつ未来へ伸びる“連続的DX”を可能にします。入口を変えることが、スマートビル化とESG経営へ続く長い航路の出発点になる。それがEXGatekeeperの描く魅力的なビジョンです。

    まとめ――「ピッ」で始まる、働きやすさと強さの両立

    EXGatekeeperは、
    ・0.1秒顔認証 のストレスフリーなユーザー体験
    ・カードレス/無人受付 による業務効率化
    ・クラウド一元管理 で実現する高いセキュリティ
    ――これらを一つにまとめた “入口DX” の決定版 です。
    将来はスマートビル連携とESG経営まで視野に入れた拡張性で“入口DX”を次のステージへ導きます。紙の受付票や大量のICカードに悩まされる日々を終わらせ、イベントドリブンなオフィスへ踏み出す第一歩を、ぜひEXGatekeeperとAPOTORO®︎で。
     
    ※「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
    ※「APOTORO®︎」は、西部電気工業株式会社の登録商標です。